概要
これはフレッツ光 マンションタイプ(光配線方式)が導入されている物件に別途フレッツ光クロスファミリータイプを引く話。
前置き
世の中にある集合住宅には、インターネットが光配線方式の物件とそうではない物件がある。
フレッツ光マンションタイプ(光配線方式) 以外の建物では、通信が安定しない、100Mbps以上の速度が出ないのに1Gと同じ金額、フレッツ・テレビが使えないと結構クソなので、光配線方式またはファミリータイプ回線を導入したい人はそれなりにいる。
略号説明
- (M): マンションタイプ
- (F): ファミリータイプ
経緯
部屋を探した
わりかしいい物件を見つけたので、引っ越すことにした。
- 単相3線式
- フレッツ光(M) 光配線方式
- 部屋が広い
- 家賃は安い
- 幹線道路から離れている
- スーパー徒歩30秒
- アンテナじゅびたぁ☆てれこむ、衛星アンテナなし
- ベランダや窓は東西向きの物件であり、入らないことはないが衛星放送の直接受信は向いていない
フレッツ光(コラボ)申し込み
以下のオーダーでenひかりクロスを申し込んだ
- Xpass
- 固定IP
- フレッツ・テレビ
コラボ事業者から折り返し連絡
コラボ事業者から以下の点を説明される
- フレッツ光クロス(M) が提供可能
- 固定IP/Xpass の提供可
- フレッツ・テレビはNTTの設備の都合ですぐに提供できない
- フレッツ・テレビを利用できるようにするためには、NTTの工事を納期未定で待つか、(F)での開通をする必要がある
ここで、フレッツ光クロスは (F) と (M) どちらで提供を受けたとしても、工事費や月額のコストが同等であるため、(F)での申込みを快諾する。
現地調査
フレッツ光(M)でVDSL等から光配線へ切り替える場合や、マンションへフレッツ光(F)を初めて引き込もうとする場合、「現調」と呼ばれるNTTが光ファイバーを部屋まで問題なく引けるかどうかの調査を行う必要がある。
1F~3F程度の低階層に住んでいる場合、昔であれば電柱から直接フレッツ光(F)を導入することも多かったが、現在では配管がある建物において、直接引き込みを行うことは原則として行わないとのことである。
ここで、ビニール紐を部屋から引き込み口まで引き回し、実際に光ファイバーを部屋まで持ってくる経路が疎通することを確認する。

ここで、スプリッタ等のNTT設備を取り付けるために必要なスペースがない場合、そのスペースを増設するようにお願いされることがある。
例えば、このマンションではNTTが「フレッツ光(M)の提供に必要な最低限のサイズ」しか設置していなかったため、フレッツ光(F)を導入するために利用するスプリッタ及び幹線ケーブルを接続するためのPD盤を取り付ける場所がなく、それを増設することでフレッツ光(F)の導入が可能となることを伝えられた。
取付板の増設
設備として設置してある段階では、確かに現状の設備でギリギリである。 しかも、スプリッタは古いタイプで現行品の2~3倍程度のクソデカスプリッタが設置されている。この大きいものは2009年製、小型の新モデルは2015年製であり、その間の6年で大幅に小型化されている。
詳しくはNTTの資料を参照のこと https://journal.ntt.co.jp/backnumber2/1102/files/jn201102070.pdf
取付盤その1/その2ともに、(M)のスプリッタが3つ設置されており、新しくスプリッタを増設するスペースはないように思える。
もう少し付け方を工夫(=フュージョン)すればスペースの捻出ができるのではないかと思ったが、現地調査の人いわく「既設品にはさわれない」とのこと。
個人的には取付盤2のネジ周辺に2箇所もヒビが入っており、おそらくMDF合板を過剰な力で締め付けてしまったことが安易に想像できる。MDF合板は木の切り屑を接着剤とともに成形したものであり、強度がないため強くボルトで締め付けたりすると破断するので、常識的な強さで締め付ける必要がある。インパクトで叩くとかするとすぐ割れる素材である。


仕方がないので、管理会社に相談し、現在のサイズの2倍程度のスペースが有る合板を壁に据え付けることとした。 それだけサイズが有れば、(M)のスプリッタの増設が必要になった場合や、その他の事業者の回線を利用することになっても対応が可能であるためである。
この交渉に一番時間がかかったが、管理会社の気にしていた点は以下の点である
- すべての部屋で同等のサービスを受けることができるか
- NTT現地調査の段階で、「全戸へ同等のサービスを提供することが可能」と回答あり。
- 機器取付盤の増設費用は誰がもつのか
- 「私がサービスを受けたいので、設置工事は私の方で手配します。それに関するコストもこちらで負担します」と回答


実際はこの他に引込PD盤が設置されている箇所があるが、今回は触れることがないので省略している。
NTT引込準備工事
NTTがフレッツ光クロス(F)を引き込むための準備工事を行う。引込準備工事は開通の2週間ほど前に行われた。 わざわざ分けて工事しないで、そのまま部屋まで引いてくれればいいのに……。
引込準備工事後の取付盤1/取付盤2は以下のようになっていた。
- MDFにある引込PD盤から新しい芯線を取付盤1へ引く
- 取付盤1 から 取付盤2 まで、8芯ケーブルを新設し、渡り配線を行う
正直、取付盤1は真ん中にドーンと設置されており、後から増えるかもしれない事業者のことなんてちっとも考えていないことがよく分かるNTTの施工であり、さすがNTT様という感じではある。スプリッタをあと5つくらいは設置することができるスペースは残っているので、auひかり(M)とかnull光とか引き込む場合でもスペースに困ることはないと思うが。


NTT開通工事
開通工事は取付盤2から部屋までの光ファイバーを敷設する工事で、実際の工事は30分程度で完了した。

神は「光あれ」と言われた。すると光があった。
「光あれ」と言われてから約4ヶ月後のことであった。
結論
NTTが光ファイバーを部屋まで引くための条件としては以下がある模様
- 光ファイバーの引き込み経路が開通していること
- 回線設備がない場合、引込口~部屋
- 回線設備がある場合、PD盤~部屋
- NTT設備 (スプリッタ/PD盤) 等を増設するために十分な取り付け場所があること
- 特に引込口(PD盤)~部屋までの経路が確保できている場合、直接窓等から引込しない
- あくまでも管路が存在しない際の処置である
余白
取付盤増設工事の話
管理会社と相談してください。
管理会社お抱えの事業者以外での工事が認められたなら、最低3社程度の見積もりをお近くの電気店を含めてお願いしてみましょう。
2本引いてね?
取付盤2にあるフレッツ光(M)用の002-1 SP にも同じ部屋に行く光ファイバーが増えている気がしますって?
はい。フレッツ光が4か月も使えないと死んでしまいますから、とりあえず引きました。
フレッツ光(M)でテレビ使えるようにしたほうが早かったのでは?
たぶん、そう。